フリーペーパー「JUNGLE★LIFE」2008年3月号
DJ-namijin (NAMI42) インタビュー

“ENJOY PUNK ROCK”というテーマのもとに15バンドが集い、音楽への多大なるリスペクトを携えてカバーしたシリーズ最新作『PUNK ROCK BATTLE ROYAL5』。“MASH UP”の概念を覆し、そこに歴史的背景やメッセージまでをも取り込んで自らの意志を体現させるカバーパンクバンドNUM42による3rdカバーアルバム『PUNK MASH UP JAPAN!』。この両作は、“ヘッドロックナイト”というイベントのオーガナイズから始まり、レーベルプロデューサー/PUNK ROCK DJ/バンドと活動の幅を拡げながら、常に“ENJOY PUNK ROCK”の精神を掲げ、ひとりでも多くの人にパンクロックの楽しさや素晴らしさを伝えることに生きる目的を見出したnamijinの、現時点での集大成である。パンクロックを通じて出会った多くの仲間と、パンクロックを通じて経験したたくさんの思い出と共に、彼はいつまでもステージ&DJブースで腕を振り上げるのだ。

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□PUNK ROCK BATTLE ROYAL 5

去年は“ヘッドロックナイト”のメインを飾っていたバンドたちの解散が重なりましたが、どのように感じていますか?

■「パンクロック・バトルロイヤル5」のジャケット裏のイラストに、その全ての気持ちを込めました。たしかに、HIGWAY61が解散したり、IN-HIが活動休止したのは寂しいし、NUM42からシモジくん(SHIMO42)が居なくなったのも正直言って寂しい。でも、“そんなの関係ねぇ。俺はこれからもやってやるぜ!”っていう心境ですかね。

はい。

■でも、だからこそ辛い顔を見せず、前に進んで行ってやろうと思いたくて。“まだまだ自分には、こんなたくさんのバンド仲間たちがいるんだし、これからも強い意志を持ってやっていくぞ”ということを表明したかった。半分はやせ我慢だけどね(笑)。頑張って活動しているバンドはまだまだ沢山居るわけだし、新たな出会いもまだまだある。いつも「パンクロック・バトルロイヤル」の裏ジャケはどういう絵にしようかって悩むんだけど、今回は迷わず“これだ!”って思いましたね。

去っていく人たちも居れば、新たな出会いがあるというのは、音楽シーンに限らず世の常ですからね。

■そうですね。たしかにシモジくんというボーカリストが居なかったら、きっと自分はNUM42というバンドは組んでなかったはずだけど、逆に今にして思えば、シモジくんが居なくなったからこそ、よりNUM42はNUM42らしくなれた気がする。“なぜDJ-namijinがバンドをやってるのか”ということがよりストレートに伝わると思うんです。全てが必然の流れできてると思うし、僕は別れに対してあまり否定的には捉えてないです。

なるほど。今作の参加バンドは15バンドですが、今回はどういうイメージだったんですか?

■前作から1年半ほど間が空いているし、解散とか活動休止とかで常連バンドが居なくなったことを逆手に取って、いい意味でのマンネリ感といい意味でのフレッシュ感が混在する感じにしたいと思って。安心感と、これからの期待感の両方が感じられるようなモノにしたかったんです。今まで培った繋がりと、この1年半の間に新しく出会ったバンドとの繋がりが凝縮されてる感じですね。

選曲は各バンドに任せたんですか?

■大和に限っては僕が「この曲どう?」って、推薦したんですけど、基本的にはお任せしました。選曲に関してひとつだけみんなに言ったのは、「変な企画めいたカバーだけはやらないでほしい」と。自分たちのライブのレパートリーにしてもいいくらいの、魂を込めた本気のカバーというか。自分たちを通じて“これを伝えたいんだ”っていうモノが詰め込まれた熱いリスペクトカバーをして欲しかったんです。とにかく今回はリスペクトする想いをいちばん大切にしたかった。

なるほど。ジャンルや年代的な括りは一切取り払ったんですね。

■それがどういう形になっても構わなかった。“リスペクトカバー”となると世界の名曲を集めることになるだろうから、きっとポップになると思ったんです。だから、それに負けない、「込められた気持ちの重さ」が大事だと思ったんですよね。

それは今までとちょっと違うというか、より1曲1曲のメッセージ性が高くなったということですね。

■そうですね。僕は15バンドとの出会いと15曲との出会いを提供したい…。要するに30の出会いがこの1枚に詰まってるんです。そういうモノにしたくて、今回はブックレットにも敢えて歌詞を載せてないんです。

あ、そうなんですか。今までは載ってましたけど。

■今回は歌詞よりも“どういう気持ちでカバーをしているか”という解説をメインで載せた方がいいと思ったんです。結局、これはきっかけを与える1枚だから、例えばこの中の曲がすごく好きになってThe Carpentersを知ってくれてもいいだろうし。

その解説を読みながら聴かせていただいたんですけど、各バンドの何らかの想いが浮き彫りになってくる感じが良かったですね。例えばParking OutのSHO-TAくんはNICOTINEに憧れてバンドをやり始めたという経緯が書いてありますけど、そういったバンドの“リスペクト”を知った上で聴くと、やっぱりグッとくるというか。

■5枚目にして、かなり理想型に近づいてきたかなっていう実感はありますね。まだ完全には満足してないけど、ヘッドロックにしか出来ない“コンピレーションの在り方”というモノがより構築されてきたなと思います。やっぱり前作があったからこそ今回ここまで濃く出来たんだと思うし、次はもっと濃く出来る気がする。

ちなみにNUM42は「Have you ever seen the rain(雨をみたかい)」のカバーですが。

■本当のことを言うと、始めは、ただの“いい曲”として知ってて、歌詞に込められた意味とかは全然知らなかったんです。

え? そうなんですか?

■はい(笑)。で、いろいろ調べて背景を知って“これは是非ともやらなくちゃいけない!”と。この曲はベトナム戦争で“青い空から突然雨のように降り注いでくるナパーム弾の嵐を、君は見たことがあるか?”ということを歌ってる反戦歌なんですけど、自分なりに歌い継ぎ、メッセージを投げかけたいなと思ったんです。

“何かを伝えること”が重要だったんですね。

■そうですね。今までは正直、カバーする歌詞の意味はそこまで深く考えてなかった。もちろん考えてる曲もあって、ボブ・ディランの「風に吹かれて」とかは(歌詞の内容的にも)歌い継ぐべき曲だと思ってたけど、どちらかというとカバーの選曲は音楽性主体で考えてたんです。でもこれからはメッセージ的に意味のある、ちゃんとMCでもメッセージとして伝えることが出来る曲もやっていきたいと思うようになったんです。

おそらくNUM42でnamijinさんがヴォーカルとして歌ったりMCでしゃべったりするようになったことがきっかけだったのかもしれないですけど、“何かメッセージを伝える”というテーマについては『PUNK ROCK BATTLE ROYAL5』だけではなく、NUM42がカバーする楽曲や、もっと言えばヘッドロック全体のスタンスに影響してくると思うんです。

■そうかもしれないですね。イベントにどう反映されていくのかまだ自分では分からないですけど、ヘッドロックならではの濃さとか深さとか広がりは、以前と比べても明確になってると思います。

□NUM42

前述のリスペクトカバーアルバム『PUNK ROCK BATTLE ROYAL5』と同日に、NUM42の3rdアルバム『PUNK MASH UP JAPAN!』がリリースされますが、今回はタイトルの通り、邦楽のカバーアルバムなんですよね。

■はい。僕が子供の時から聴いてた「てんとう虫のサンバ」とか「心の旅」は、すごく好きでカラオケに行くと必ず歌ったりしてたんです。「夢の中へ」はたまたま歌詞を見たら「すごくいい曲だ」と感動したことがあって。「翼をください」もいつかやりたいなって思ってたんですよね。

ほとんど誰でも知っている曲が並ぶ中、「マーラーズ・パーラー」がちょっと異色というか。

■はっきり言うと、他は誰でも知ってる曲ですよね。「マーラーズ・パーラー」は相当マニアックな曲なんだけど、アルバムのバランスを考えたらすごくいいなあと思ってて。ただの「ヒット曲カバー集」で終わってなくて、今作を通して聴くと「マーラーズ・パーラー」の比重がすごく重いじゃないですか。NUM42唯一のオリジナルの「NUM42のテーマ」は30秒しかないし、その歌詞を英語にしただけの「NUM42のテーマ2.5」もバカバカしいじゃないですか(笑)。そんな曲やヒット曲のカバーがある中に、8分もあるロック史に残る名曲が重く入ってて。

確かにそのギャップはいいですね(笑)。

■もしかしたら「マーラーズ・パーラー」を聴いてもらうためのアルバムか?って言うくらいの勢いですよね。

namijinさん自身の思い入れが強い曲なんですか?

■完全にそれしかないです。単純に大好きな曲だった。

はい。

■歌詞の詳しい意味とか知らなかったんですけど、レコーディングをする時にPANTAさん(頭脳警察)が来てくださって、訊いてもいないのに色々教えてくれたんです。歌詞に“そそくさ逃げ出した AICK”という部分があるんですけど、本当は“KCIA”だったらしいんです。韓国のCIA。

あ、そうなんですね。

■でもリリース当時は政治的に問題ありということで、歌詞を敢えて変えたらしいんです。他にもいろいろと「これ何ですか? あれは何ですか?」って訊いて、意味を教えてもらって。すごく政治的な曲なんですよね。

意味とか具体的に分からないなりに、なんとなくそういうイメージがありましたけど、かなり深い歌詞なんですね。

■そうなんですよ。“中朝ゲラゲラ腹を抱えて”は中国と朝鮮のことだし、“スホーイ”はロシアの戦闘機の名前だったり。

ああ〜、なるほど。

■タイトルの“マーラーズ・パーラー”というのは、“マーラーズ”という架空の喫茶店があって、そこに主人公が座って世の中の出来事、見たことそのまま綴った歌ということらしいんです。PANTAさんに「本当なんですか、それ?」って訊いたら「うん、そうらしいよ」って(笑)。

アハハハ(笑)。PANTAさんにゲストヴォーカルで入ってもらったのはどういう経緯だったんですか?

■以前、僕がレコードメーカーに勤めていたとき、筋肉少女帯のディレクターをやってたんです。で、筋少のウッチー(内田雄一郎:Ba.)が元々PANTAさんと仲が良くて、そこからはじまる人間関係のつながりがいくつかあって、かなり超身内な人物経由で (笑) PANTAさん本人と直接コンタクトが取れまして。

すごい繋がりですね(笑)。

■僕はそんなに頭脳警察とか聴いてたわけじゃないんですけど、「マーラーズ・パーラー」は大好きだったんですよ。それで今回カバーしたいなと思って、その人に「そういえばPANTAさんと仲いいよね?」って訊いたら「たまに連絡するよ」って言うから、カバーしたいことをPANTAさんに伝えてもらったんです。そしたらPANTAさんは「どうぞどうぞ」と。更に「図々しいお願いなんですけど、もし良かったらレコーディングで歌いに来て頂けませんか?」ってお願いしたら「行くよ行くよ!」って言ってくださったんです。

なるほど。実際にレコーディングをやってみてどうでしたか?

■素敵な人でした。本当に才能がある人だし、あんな素晴らしい歌詞はとても僕には書けないなと。こんな名曲があって、PANTAさんという素晴らしい人が居るっていうことを今の若い人たちに紹介出来るっていうのは、やっぱり僕たちの世代じゃないと出来ないことなのかなとも改めて思ったんです。そういう意味でもすごく有意義でしたね。

以前のインタビューで、NUM42ではもともと自分が真ん中でやる意識がなかったとおっしゃってたじゃないですか。でもシモジさんが居なくなってnamijinさんが歌うようになり、結果的にメッセージも伝えやすくなった。前述の『PUNK ROCK BATTLE ROYAL5』の話の中でも少し触れましたが、そういった変化によって意識的な変化はありますか?

■背負ってる感じはもちろん増してますね。今となっては、この方がやりやすいかな。これも結果論なんだけど、シモジくんが居なくなったことは、ある部分ではバンドにとってプラスになったのかなと。ヘッドロックを続けてきた僕が自分で責任持って背負うべきモノだったんだなって。シモジくんはMCでよく僕のことをネタにして話してたけど (笑) 、今は僕が伝えたい事をそのままストレートに伝えられる。カバーバンドでも、ちゃんと伝えたいメッセージは伝えられるんだって事にも最近気付けたしね。

これは後付けかもしれませんけど、namijinさんがメインで歌うようになったからこそ「Have you ever seen the rain」や「マーラーズ・パーラー」が出来るようになったんでしょうね。

■そうですね。シモジくんが居たときは居たときで、明るく楽しいパンクロックバンドという感じでしたけど、僕が歌うようになってからはメッセージ性が加わったんでしょうね。バンドの方向性が、よりヘッドロック寄りになったというか。

□ヘッドロック

今後のヘッドロックはどうなるんでしょうか?

■これは常になんですけど、新しい広がりを持たせつつ、ヘッドロックにしか出来ない色は濃くしつつ。だから“濃く広く”ですかね。イベントの開催としては、去年はCITTA'で4回やりましたけど、今年の予定は今のところ5月と12月の2回なんです。その間に、タケちゃん(タケムラ:SNAIL RAMP/SCHOOLBUS RECORDS)とのコラボイベント“PUNK MASH ROOM”や、SHO-TAくん(Parking Out)と始める“PUNKTERIA”、SHON (30%LESS FAT) と始める“PUNK-A-HOLIC”を上手くはさんでいきたいなと考えてて。

なるほど。

■常にそこで新しい人と出会っていきたいというのがあるんです。バンドとしては、NUM42とTORNADOが同時に走ってるので、より違いを追求していきたいと思ってます。NUM42ではメッセージ性を伝えていこうという想いが強くなった分、TORNADOではいい意味で音楽的衝動に走ることが出来るし。

取材では毎回そういう話をしていますが、ヘッドロックという大きな括りで見ると、イベントから始まってレーベルになり、DJを始めて、バンドもやるようになって。今現在はバンドがもうひとつ増えている状態ですが、その5つがnamijinさん=ヘッドロックの基盤になっているというか。それぞれが相互作用で回転していますよね。今後はその5つの要素を上手く循環させていく時期なのかなと思うんですが。

■うん。自分のフル回転度合いがより一層激しくなる感じですね (笑) 。自分には5つの立場があるんですが、その全てが絶妙に絡み合ってる気はしますね。今の状態がとても自分らしくていいのかなって気はします。

そうでしょうね。

■だから今は、更に何かを新たに始めようっていう意識はあまり無いですね。自分は今まで、常にその時の自分に満足できてる感じで進んできて、それがいろんな形に自然に拡がってきてて。バンドをやれること自体、昔の自分から考えたら夢のような話なのに、それが今は2つも持ってて。1ヶ月に2〜3回ステージに立てるなんて、幸せ以外の何モノでもないですよ。これ以上何を望むんだって感じです (笑) 。売れれば良いとは思うけど、今やれてることに対して非常に喜びを感じてるので、今年新たにやりたいこととかは特に無くて、これからは、これをコツコツ続けるだけかなって思います。というか、これ以上何をどうやって拡げられるんだろうっ…て思うし(笑)。

確かに(笑)。

■まあぶっちゃけ、NUM42にしてもヘッドロックにしても、 まだまだ世間に大きなインパクトを与えるような存在ではないと思うので、 そういったものをアップさせるための体制がようやく揃った感じですかね。 人間は常に成長して進化し続けるモノだから、いろんな意味でまだまだ発展途上だと思うし。 まさにこれからですね。

interview:Takeshi.Yamanaka
assistant:中村小百合


V.A.『PUNK ROCK BATTLE ROYAL 5』
HEADROCK records/DISCUS
DLCN-2013
¥2,625(税込)
2008.03.05 Release

M-1.Parking Out「ENJOY PUNK ROCK」(NICOTINE)
NICOTINEのオリジナル曲でありヘッドロックのテーマソングをリスペクトカバー。Parking Outが10年前に始まるきっかけとなったバンドが何を隠そうNICOTINE。約10年の時を経て、憧れだった想いが結実した。

M-2.秋茜 -AKIAKANE-「Salvation」(The Cranberries)
元SOFTBALLのリーダーMOEを中心に結成されたガールズバンクバンド・秋茜 -AKIAKANE-。台湾のロックフェスや海外でも活動する彼女らが、熱い意志を込めて原曲に対して忠実にカバーする。

M-3.PET「Anarchy In The UK」(Sex Pistols)
唯一無二のパーティーバンド・PETのVo.YoKK-Oiにとって、Johnny Rottenはヴォーカルスタイルの神様。多大なるリスペクトの想いを込めた同曲は、当アルバムの中でも際立つ個性的なカバーアレンジとなっている。

M-4.NICOTINE「Kiss Me Deadly」(Lita Ford)
LAメタル全盛期のヒット曲を、NICOTINEがボーダーレスにカバー。“こんなすばらしい曲を聴いて俺たちは育ったんだ!”という彼らの音楽に対するリスペクトは、カテゴライズの枠にはまったく左右されない。

M-5.TORNADO「Stand By Me」(Ben E King)
Ben E Kingによる歴史的名曲を、TORNADOが彼らならではのハードかつエモーショナルなアレンジでカバー。TORNADOの初代ドラマー・MICHIAKI a.k.a BARMに捧げられた渾身のリスペクト。

M-6.THE SOLiDGOLD「Time After Time」(Cyndi Lauper)
メロディックサウンドに日本語詞を乗せ、インパクトがあるライブパフォーマンスとキャッチーなメロディが魅力のニューカマー。カバーするのは、メンバーが彼女の生き様に“ロックンロール”を見たCyndi Lauperの代表曲。

M-7.CHILD SCHOOL TV!!「Yesterday Once More」(The Carpenters)
SCHOOLBUS RECORDS期待の新星。衝撃的なライブで度肝を抜くハードコア・スカバンド。そのバンドスタイルからは想像出来ないリスペクトカバーは、珠玉のメロディが鳴り響くThe Carpentersの名曲。

M-8.GUN-FOAD「Every Morning」(Sugar Ray)
沖縄在住西海岸系メロディックバンド・GUN-FOADは、自身が音楽的衝撃を与えられたSugar Rayの「Every Morning」をリスペクトカバー。以前ヘッドロックレコーズに籍を置いていた満福との繋がりで今回参加することになった。

M-9.My Summer Plan「Always」(BON JOVI)
メロディックシーンを牽引していたSTEREO VISIONが解散後、Vo.須藤圭とG.石也寸により結成されたMy Summer Plan。2人が中学生時代、初めてバンドを組んだ頃に何度も心を奮わせた名曲に捧げるリスペクト。

M-10.テルスター「もうずっと長いあいだ」(友部正人)
12年のキャリアを以てしても、未だ初期衝動を胸に熱いライブを繰り広げるテルスター。“もうずっと長いあいだ本当に歌いたいと思ったことがない”という歌詞に強烈なシンパシーを感じた彼らの、表情豊かなリスペクトカバー。

M-11.かげぼうし「春よ、来い」(松任谷由実)
2003年に結成されたエモーショナルギターロックバンド・かげぼうし。同じく当作に参加するテルスター・横山が絶讃するライブが評判を呼ぶニューカマー。歌詞とメロディの奥に潜む“希望”を信じ、大胆にカバーした。

M-12.大和「男達の心<うた>」(NEW ROTEeKA)
ニューロティカが掲げる“俺達いつでもロックバカ”の信条に心を打たれ、そして日本男児の心を歌う名曲「男達の心<うた>」を、ヘッドロックレコードを代表して大和がリスペクトカバー。

M-13.アカツキ「We're Not Gonna Take It」(Twisted Sister)
常にストレートなロックを叫び続けるロックバンド・アカツキのリスペクトカバーはTwisted Sisterの「We're Not Gonna Take It」。同曲に込められたシンプルながらも本質的な叫びに、彼らは強く共鳴する。

M-14.EASY GRIP「You've Done Nothing」(Face to Face)
精力的に活動を続け、今や関西を代表するパンクバンドと言えるEASY GRIPのマッスンがライブで観て卒倒したFace to Faceのキラーナンバー「You've Done Nothing」。原曲に忠実なアレンジがリスペクトの大きさを物語る。

M-15.NUM42「Have you ever seen the rain?」(C.C.R.)
Creedence Clearwater Revivalの名曲を、THE RONETTES「BE MY BABY」のイントロとRAMONES「BEAT ON THE BRAT」でMASH UP! ENJOY PUNK ROCKの精神から放たれるNUM42のメッセージが存分に詰まったリスペクトカバー。


NUM42 3rd album『PUNK MASH UP JAPAN!』
HEADROCK records/DISCUS
DLCN-2014
¥2,100(税込)
2008.03.05 Release

M-1.「NUM42のテーマ2」(オリジナル)
NUM42の唯一のオリジナル曲である「NUM42のテーマ」の超ショートアレンジヴァージョン。歌詞は初の日本語オリジナル。

M-2.「幸せなら手をたたこう」(スペイン民謡)
1stアルバム『PUNK MASH UP!』では終身名誉メンバーであるSHIMO42が和製英語で歌っていたNUM42の定番チューンをすべて日本語詞にして再レコーディング。

M-3.「てんとう虫のサンバ」(チェリッシュ)
1972年にリリースされた誰もが知っている結婚式の定番曲を、スカパンクアレンジでカバー。イントロはNOFXの「LINOLEUM」をMASH UP。既にライブでは定番曲。

M-4.「心の旅」(チューリップ)
1973年にリリースされた名曲。THE BLUE HEARTS「情熱の薔薇」のフレーズをイントロにMASH UP。SHIMO42がリードヴォーカルを務める最後のレコーディング音源。

M-5.「夢の中へ」(井上陽水)
オリジナルリリースは1973年、1989年には斉藤由貴がカバーして再ヒット。THE CLASH「COMPLETE CONTROL」のイントロ、THE BLUE HEARTS「キスして欲しい」の間奏のフレーズをMASH UP。

M-6.「翼をください」(赤い鳥)
1971年にシングルのB面曲として発売され、音楽の教科書などで合唱曲として取り上げられるようになる。THE CLASH「CAPITAL RADIO」をイメージしたフレーズをイントロでMASH UPしている。

M-7.「マーラーズ・パーラー」(PANTA)
オリジナルは、頭脳警察のVo.PANTAが1976年にリリースしたソロアルバム『PANTAX'S WORLD』に収録されている9分半の超大作。イントロにはSEX PISTOLS「SILLY THING」を、ギターソロは大和「しゃぼん玉」のフレーズをMASH UP。ゲストヴォーカルとしてPANTA本人もレコーディングに参加。

M-8.「NUM42のテーマ2.5」(オリジナル)
「NUM42のテーマ2」を英語詞に戻したバージョン。

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